コクリコ坂から

Harry

2011年09月07日 13:06

1963年の架空の横浜が舞台です。



遅ればせながら、コクリコ坂からを見ました。。。

時代設定は1963年、東京オリンピックの前の年です。僕は6歳
でした(微笑)
画面には架空ではありますが、当時の横浜をイメージした街並み
がしっかり描きこまれ、懐かしい昭和が活き活きと表現されてい
ます。高校が横浜だったので勝手に我が町と思っており、山手の
辺りを想像して楽しく見ることが出来ました。

ストーリーはさておき、印象に残っているのが、主人公の女の子
の生活です。朝きちんと布団を畳んで元気に階段を降りてくる
シーンで宮崎親子が対決するエピソードは随分有名ですが、それ
に留まらず彼女の生活ぶりが実にきちんとしているのです。

朝一番、台所に下りてきて水に晒したおコメを確認し、ガスコン
ロにマッチで火をつけます。ハムの上に目玉焼きを乗せ、ご飯と
味噌汁の朝食を皆の分作ります。花瓶の水を変え、お供えの水
を変えます。洗濯も絞り機のついた洗濯機を使い器用にこなし
ます。掃除も得意です。

そして毎日旗をあげるのです。そういう日常が何度も描かれます。
おコメを枡で計ったりする仕草のディテールが堪りません(微笑)
そんな主人公のそのちゃんとしいている姿勢を軸に物語は展開し、
ハッピーエンドに繋がっていくのですが。。。

この年代に共感できる方、ご覧になるといいと思います。お薦め
します。

今日の朝日のコラムで天野祐吉さんが「いい国つくろう、何度でも」
という宝島社の広告を紐解いて「いい国つくろう、今度こそ。」と結
んでいました。

ひとつひとつの事をちゃんとやっていくことが僕達の日常生活にも、
日本の政治にも大事なんだと思った次第です。


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